追加接種 対オミクロン抗体レベル大幅上昇
アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」は20日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、オミクロン株に対する抗体レベルが大幅に上昇することを確認したと発表しました。
モデルナは20日、新型ウイルスワクチンの追加接種を行った場合、追加接種前と比べ、オミクロン株に対する抗体レベルがおよそ37倍上昇したと発表しました。
さらに、追加接種の投与量を1・2回目と同じ量になる2倍にしたところ、抗体レベルはおよそ83倍に跳ね上がったということです。
一方で、投与量を増やすと、副反応の頻度がわずかに高くなったとしています。
モデルナは、今後ウイルスの変異がさらに進み、免疫を回避するおそれもあることから、オミクロン株に特化したワクチンの開発を進め、来年はじめにも臨床試験を行うとしています。