KMバイオ ワクチンの後期臨床試験を開始
新型コロナウイルスの国産ワクチンの開発を目指す「KMバイオロジクス」は22日、後期の大規模臨床試験を開始したと発表しました。
国内のワクチンメーカー「KMバイオロジクス」は、インフルエンザのワクチンにも用いられている「不活化ワクチン」を使った新型コロナワクチンについて22日、後期の大規模臨床試験を開始したということです。
臨床試験は、全国12か所の医療機関で18歳以上の2000人を対象に27日間隔で2回接種し、安全性と有効性を評価するということです。これまでの210人を対象とした初期の臨床試験では、「一定の有効性が期待できる」とした結果を先月公表しています。
KMバイオロジクスは近く、最終段階の臨床試験を開始するほか、3回目接種用としての有効性などを確かめる臨床試験の実施についても検討しているということです。
来年4月には生産体制を整備し、来年度中の実用化を目指しているということです。