北朝鮮が「軍事偵察衛星」発射か アメリカ政府は…<ワシントン中継>
複数の政府関係者によりますと、北朝鮮が発射したのは、予告していた「軍事偵察衛星」とみられるということです。ワシントンから渡邊翔記者が中継。
こちらは朝の9時半を過ぎたところです。先ほど打ち上げをうけてアメリカ政府高官に取材したんですが、「まだ詳細は全然分からない。情報収集をしているところだ」ということでした。
アメリカは感謝祭まであと2日ということで連休モードに入っていて、21日はこのあと、ホワイトハウスも会見は予定されていません。またバイデン大統領もこちらの午後から休暇先に移動する予定になっているということで、各省庁、冷静に声明を出すなど対応するとみられています。
これがもし予告されている衛星発射だとしますと、ミサイルなどの発射の距離でアメリカはどのレベルで反応を出すかが変わりますが、おそらく一番高いレベル、ホワイトハウスが声明を出すとみられます。
アメリカ政府は日本や韓国とも連携して北朝鮮に対し発射の中止を求めていました。
今月21日には日米韓の政府高官が電話会談して、「弾道ミサイル技術を使用した発射は国連安保理決議の明白な違反だ 」として北朝鮮に中止を求めていました。
今回が予告していた衛星の発射だとすると、こうした経緯をうけて、強く非難する形になるのではないかと思います。