中国国防省が強く牽制「強力な措置を講ずる」 米下院議長の台湾訪問検討に
アメリカのペロシ下院議長が台湾訪問を検討していることについて中国の国防省は26日、「強力な措置を講ずる」と強く牽制しました。
国営新華社通信によりますと、中国国防省の報道官は26日、ペロシ下院議長が来月にも台湾訪問を検討していることについて「中国は決して座視しない」と強調しました。
その上で「必ず強力な措置を講じ、いかなる外部勢力の干渉と台湾独立の企てを挫折させる」と述べたということです。
米中両国は月内にも首脳会談を開く見通しで、台湾問題もテーマの一つになるとみられます。
関係強化を進めるアメリカと台湾の間では要人の往来が活発化していますが、中国側としては異例ともいえる強い姿勢を示すことでアメリカ側に再考を促す狙いがあるとみられます。