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訴追の水原容疑者 “発覚”で…「もう終わりだ」 当局「大谷選手は被害者」 賭博業者との生々しいやりとりも…訴状に 

2024年4月12日 20:31
訴追の水原容疑者 “発覚”で…「もう終わりだ」 当局「大谷選手は被害者」 賭博業者との生々しいやりとりも…訴状に 

ドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者が訴追されました。訴状には、負けがかさみ、賭け金をあげていく様子など、賭博業者との生々しいやりとりの詳細が記されていました。

世界に衝撃を与えたニュースは、このまま“終結”へと向かうのか。

連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日)
「つい数分前に提出された訴状では、水原一平容疑者は大谷選手から1600万ドル以上を盗んだ銀行詐欺の疑いで訴追された。大谷選手はこの事件では被害者とされている」

6年もの間、公私にわたりともに歩んできた“スター選手”と“専属通訳”。違法賭博事件をめぐり、2人の関係は“被害者”と“容疑者”に…。

日本時間12日、アメリカの捜査当局は、水原一平容疑者を銀行詐欺の疑いで訴追したと発表。捜査当局によると、水原容疑者は大谷翔平選手の口座に無断でアクセスし、違法賭博の借金返済のため不正送金した疑いがもたれています。

その額は、当初報じられていた6億8000万円を大きく上回り、24億5000万円以上にのぼるということです。なぜ、それほどの大金を水原容疑者は大谷選手に気づかれることなく送金することができたのか。

連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日)
「水原容疑者は口座の開設を手伝ったので、それを利用して口座にアクセスした。水原容疑者は大谷選手を利用するために、その信頼関係を悪用した」

2018年、通訳として大谷選手の口座開設に立ち会ったという水原容疑者。それを悪用し、口座にアクセスしたとみられます。

訴状によると水原容疑者は、違法賭博業者に送金するため銀行に電話をかけたことも。そのときには大谷選手になりすまし、自動車ローンのためと説明していたといいます。また銀行からの通知は、水原容疑者に届くよう細工していたということです。

2021年から違法スポーツ賭博に手を出したとみられる水原容疑者。大谷選手の口座から送金していた一方で、勝ったときの払い戻しは自身の口座に入金されていたといいます。

連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日)
「時間の経過とともに、水原容疑者の賭けは頻繁に行われるようになり、賭け金も大きくなっていった。水原容疑者は相当な金額を失ったが、何度も何度も賭け続けた」

水原容疑者が、2021年12月から今年1月までの約2年間で行った賭博は、わかっているだけで約1万9000回。1日平均およそ25回賭けをしていたといいます。あわせて62億円ほどの損失を出していたということです。

訴状では、水原容疑者と賭博業者の生々しいやりとりも明かされています。

水原容疑者が送ったメッセージ
●2021年9月24日ごろ
「四六時中試合があるサッカーに賭けて遊んでる」
●2022年1月15日ごろ
「クソッ全部失ったよ。賭けに使える金を5万ドルあげられないかきいてもらえる?」
●2022年11月14日ごろ
「俺はスポーツベッティングに向いてないんだ。俺が金を払わないかを心配することはないよ」

去年6月には賭博業者に“賭けに使える金をあげられないか”連日のように懇願していました。

水原容疑者が送ったメッセージ
●2023年6月ごろ
「本当に最後の最後…」

一方の賭博業者側からは、去年11月に「なぜ電話に出ないんだ? 今ニューポートビーチで(大谷選手が)犬の散歩をしているのを見かけたよ。どうしたら君と連絡が取れるか聞いてみようか」と、“脅迫”めいたメッセージが送られていたといいます。

そして今年3月、“違法賭博”が報じられると…。

水原容疑者が送ったメッセージ(今年3月)
「実を言うと大谷の口座から金を盗んだ。もう終わりだ」

大きな進展を迎えた水原一平容疑者の違法賭博事件。捜査当局は今回の会見で、水原容疑者と大谷選手の数千回にも及ぶやりとりを検証したと明かし、大谷選手は被害者だと強調しています。

銀行詐欺の疑いで訴追された水原容疑者は、13日にもロサンゼルスの裁判所に出向くということです。

カリフォルニア州を含む4州で弁護士資格を持つ吉田氏は…。

在米17年 国際弁護士 司法省と対峙(たいじ)経験あり 吉田大氏
「今回本丸、二の丸を行くために、水原氏の件は迅速に解決したい意思が感じられる。司法取引を行い、最大30年の懲役および100万ドル以下(日本円1億5000万円)の罰則をどれだけ減軽してくれるかという交渉が、当局と水原氏の弁護士で行われると思います」

ただ金額と手口から、どこまで量刑が変わるかは見通せないということです。