ウクライナ侵攻以降の民間人死者9900人以上に「毎日およそ16人が殺されている」国連発表
国連は、ロシアによるウクライナ侵攻以降の民間人の死者が、9900人にのぼると発表しました。
OCHA=国連人道問題調整事務所のラメシュ・ラジャシンハム調停局長は先月31日、ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会で「ウクライナ侵攻開始以来、9900人以上の民間人が殺された。これは毎日、およそ16人が殺されているということだ。」とのべました。
ただ、実際の死者数は、もっと多いだろうとも言及しています。ウクライナでは、先月30日にも南部へルソン州でバスが攻撃され、2人が死亡、少なくとも7人がけがをしました。
また、東部のハルキウ州では、先月5日にカフェなどが攻撃され、6歳の男の子を含む59人が死亡しました。ハルキウ州での攻撃について国連は、現地調査を行い、ロシア軍による攻撃との合理的な根拠を発見したと明らかにしています。