“侵攻後初”ロシアとウクライナの外相が会談 停戦の糸口は…
日本時間10日午後5時半ごろ、トルコ南部でロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相が、ロシアの軍事侵攻後、初めて顔を合わせました。1時間半ほどに及んだ外相会談で、停戦の糸口はつかめたのでしょうか。
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日本時間10日午後5時半ごろ、トルコ南部のアンタルヤの会場に、ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相が到着しました。トルコが仲介する形で、軍事侵攻後初めて、両国の外相が顔を合わせました。
外相会談は1時間半ほどに及びました。終了後、ウクライナのクレバ外相は今後も協議を続けることで合意はしましたが、停戦に向けた進展はなく「ロシアには建設的な協議をするつもりがない」と批判しました。
ウクライナ クレバ外相
「きょう、停戦のためには『ロシアのプーチン大統領の条件に応じなければならない』と聞いた。ウクライナは降伏しなかった。今も、そしてこれからもしない」
ロシアのラブロフ外相も、「(ウクライナでの)ロシアの特殊作戦は計画通りに進んでいる。我々が望むのはウクライナの非武装化だ」と従来の主張を繰り返し、議論は平行線に終わりました。
(3月10日放送『news zero』より)