ヘンリー王子 王室離脱後初めての日本訪問 今後の動向は?
イギリス王室を離脱後、初めて日本を訪れたヘンリー王子。英王室を批判する回顧録出版後に、父のチャールズ国王や兄のウィリアム皇太子らとの“関係の悪化”が報じられています。来月にエリザベス女王の死去から1年を迎えるなか、その動向が注目されています。
■王室離脱後の初来日でヘンリー王子は?
ヘンリー王子
「みなさん こんにちは」
イギリス王室を離脱後、初めて日本を訪れたヘンリー王子。9日、その姿は東京都内のイベント会場にありました。
ヘンリー王子
「スポーツの力は人々を結びつけます。人々を癒やす能力もあります」
ヘンリー王子はジョークを交え、リラックスした様子でスポーツの魅力について語りました。
■4年前の日本訪問でヘンリー王子は?
今から4年前の2019年、ヘンリー王子はラグビーワールドカップ決勝を観戦するため、初めて日本を訪れました。この初来日ではパラスポーツ選手のトレーニングの視察も行い、若い人たちと談笑する場面も見られました。
イギリス国旗とともに子どもたちと記念撮影を行ったときには――
子どもたち
「あっ 指輪つけている」
「わー」
子どもたちが注目したのは、薬指に光る指輪……。王子も左手をあげて、結婚指輪を触るポーズを見せました。
この前年の2018年、ヘンリー王子はアメリカ人で女優として活動していたメーガン妃と結婚しました。
4年前は妻のメーガン妃は同行せず、単独で来日したヘンリー王子。この2か月後の2020年1月に、イギリス王室からの離脱が発表されました。
■王室離脱後初の日本訪問 ヘンリー王子が語ったのは?
王室を離脱してからは初めてとなる、今回の日本訪問。8日に羽田空港に到着した際は、黒いポロシャツに帽子をかぶった姿で、報道陣の問いかけにも笑顔で答えていました。今回も、メーガン妃は同行していないとみられます。
そして9日、ヘンリー王子は、東京都内で行われたチャリティーイベントで“スポーツの力”を強調しました。
ヘンリー王子
「(スポーツの魅力は)その人の環境、信条などを超えて、人々をひとつにすることができます。ここに来てくれた皆さん、ありがとうございます」
■“回顧録”を出版後に“関係悪化”? 今後は――
今年1月、イギリス王室を批判する“回顧録”を出版したヘンリー王子。父のチャールズ国王や兄のウィリアム皇太子らとの“関係の悪化”が報じられています。
今年5月に執り行われた、チャールズ国王の戴冠式。ヘンリー王子は戴冠式には出席したものの、祝賀パレードなどには参加しませんでした。
来月には、エリザベス女王の死去から1年を迎えます。王室からは「正式な行事は行わない」と発表がありましたが、王室メンバーの集まりはあるとみられています。
しかし、イギリスメディアは「ヘンリー王子と妻のメーガン妃はその集まりに招かれていない」と報じていて、その動向が注目されます。