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ウクライナ“侵攻”から半年…「ロシアの無慈悲な攻撃あり得る」警戒呼びかけ

2022年8月24日 12:11

ロシアによるウクライナ侵攻から24日で半年です。ゼレンスキー大統領は、ウクライナの独立記念日でもあるこの日にあわせロシアが攻撃を行う恐れがあるとして、改めて警戒を呼びかけています。

ゼレンスキー大統領「この日(独立記念日)は不運にも、敵にも重要な日です。ロシアのおぞましい挑発行為、無慈悲な攻撃があり得ることを認識する必要がある」

首都・キーウでは去年、独立記念日の24日に大規模な軍事パレードが行われましたが、今年は大規模なイベントは禁止されています。

アメリカ政府は23日、ロシア軍が今後数日のうちに、民間のインフラや政府関連の施設を攻撃する準備をしているとの情報があると明らかにし、ウクライナにいるアメリカ国民に改めて国外退避を呼びかけました。

侵攻から半年を迎える中、東部や南部では一進一退の攻防が続いています。

ウクライナ軍は23日、東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」の行政府などを砲撃し、ロシアメディアによりますと、4人が死亡したということです。

南部では、ウクライナ軍が反撃を強めていますが、ロシア軍もヘルソン州の支配地域を広げ、ミコライウ州との境界に達したとしています。

AP通信などは、アメリカのバイデン政権が、24日にも約30億ドル(約4100億円)相当の追加の軍事支援を発表する見通しだと報じています。ウクライナ侵攻後、一度の支援としては過去最大規模で、戦闘が長期化する中、支援継続の姿勢を明確にする狙いがあるとみられます。