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クリミア半島の空軍基地爆発、ウクライナ特殊部隊などが関与か 米メディア

2022年8月11日 11:58

ウクライナ南部のクリミア半島で起きた大規模な爆発をめぐり、アメリカメディアは10日、ウクライナの特殊部隊が関与したと報じました。

ロシアが支配するクリミア半島の空軍基地で9日、大規模な爆発がありました。

これまで、爆発の経緯はわかっていませんでしたが、アメリカのニューヨークタイムズは10日、ウクライナ軍幹部の話としてウクライナの特殊部隊とロシアの支配に抵抗する地元勢力が関与したものだと報じました。

ウクライナ軍は現在、南部のヘルソン州を中心に反撃を強め、ロシアからの奪還を目指していて、その一環としてロシア軍基地の無力化を狙った可能性もあります。

一方、ウクライナ南部ではロシア軍による攻撃も続いていて、ドニプロペトロウシク州の知事は南部の町に9日、ロシア軍が80発のロケット弾を打ち込み住民13人が死亡したと主張しました。

ゼレンスキー大統領「依然として続くロシアのテロ行為は、ウクライナにさらに軍事支援が必要であることを示している」

一方、同じ南部にあるザポリージャ原発について、ウクライナの国営原子力企業の総裁は9日、ロシア側が原発をクリミア半島への送電網に接続しようとしていると述べました。