ロシア軍、ウクライナ南部に戦力を集中か イギリス国防省分析「戦争は新たな局面を迎えようとしている」
ロシアのウクライナ侵攻を巡り、イギリス国防省は、主要な戦線が東部から南部に移っていることから「戦争は新たな局面を迎えようとしている」との分析を明らかにしました。
ウクライナ軍は、欧米からの兵器を活用し、ロシアに制圧された地域の奪還に向け、南部へルソン州などで反撃を続けています。
こうした中、イギリス国防省は6日、ロシア軍が、ウクライナの反撃を防ぐため南部に戦力を集中させているとの分析を明らかにしました。ロシア軍の戦車などの車列が東部から南西に移動していると指摘し、大規模な部隊が数日中にヘルソンに派遣される可能性が高いとしています。
その上で、「戦争は新たな局面を迎えようとしている。最も激しい戦闘は、ザポリージャ付近からヘルソンまでのおよそ350キロに移っている」と分析しています。