最大野党「労働党」躍進 イギリス地方選挙 ロンドン市長は現職3選
イギリスで行われた地方選挙が開票され、ロンドン市長選挙で現職のカーン氏が3選を果たすなど、最大野党の労働党が躍進しました。
イギリスのBBCなどによりますと、4日、地方選の開票が行われ、ロンドン市長選で現職のカーン氏が3選を果たしました。
最大野党の労働党は、カーン氏を含む所属候補が多数当選して、180議席以上増やした一方、スナク首相が率いる与党・保守党は、470議席以上を失い大敗しました。労働党は、来年1月までに行われる総選挙に向けて弾みをつけた形で、スターマー党首は、「国民が政府にうんざりしているというメッセージである」と述べています。
直近の世論調査でも、労働党が44%とトップの支持率となった一方、保守党の支持率は18%と低迷していて、政権交代が有力視されるなど、瀬戸際に追い込まれています。