ウクライナ北東部の病院、ロシア軍の攻撃受け10人死亡 ゼレンスキー大統領が非難
ウクライナ北東部にある病院が28日、ロシア軍の攻撃を受け、10人が死亡、22人がケガをしました。ゼレンスキー大統領は「ロシアは病院や民間施設などに対して攻撃を行っている」と非難しました。
ロイター通信によりますと、28日、ウクライナ北東部・スムイにある病院が、ロシア軍の攻撃を受けました。攻撃は自爆する無人機によるものとみられ、最初の攻撃の後、患者やスタッフが避難を始めた際に、再び攻撃があったということです。
現地当局は、この攻撃で10人が死亡し、22人がケガをしたと発表しました。
スムイはロシアとの国境から32キロしか離れておらず、ウクライナによる越境攻撃が始まった8月以降、ロシア軍はこの地域への攻撃を頻繁に行っています。
今回の攻撃を受けて、ゼレンスキー大統領はSNSで「ロシアは病院や民間施設、人々の命に対して攻撃を行っている」と非難し、「力によってのみロシアを強制的に和平に導くことができる」と主張しました。