露・プーチン大統領がヘルソン州とルハンシク州を訪問 現場の士気を高める狙いか
ロシアのプーチン大統領が一方的に併合を宣言したウクライナのヘルソン州とルハンシク州の前線本部を訪問しました。両地域への訪問は侵攻開始後初めてです。
ロシア大統領府は18日プーチン大統領がヘリコプターを使って、ヘルソン州とルハンシク州の前線本部を訪問したと発表しました。
ペスコフ大統領報道官は訪問は17日に行われたとしています。
ヘルソン州の軍司令部でプーチン大統領は幹部らに「状況がどう進展しているか話を聞きたい」と述べ戦況を確認しました。
続いて訪れたルハンシク州の警備隊本部でも、現地の幹部から状況報告を受けたということです。
プーチン大統領は3月中旬にウクライナが奪還を明言している南部クリミア半島と現在も激しい戦闘が続いているドネツク州を訪れていて、当初の軍事作戦が思うように進んでいないとされる中、現場の士気を高める狙いがあるとみられます。