習主席“ゼロコロナ政策で五輪・パラ成功”表彰式でアピール
中国の習近平国家主席は8日、北京オリンピック・パラリンピックで活躍した選手らへの表彰式で演説し、「中国の防疫政策は再び試練を耐え抜いた」と述べ、“ゼロコロナ政策”による大会の成功をアピールしました。
表彰式には、フリースタイルスキー女子で2つの金メダルを獲得した谷愛凌選手などが参加し、大会に貢献したとして、個人や団体が表彰されました。
習主席は演説で、「中国の防疫政策は再び試練を耐え抜き、世界のコロナ対策にとって有益な経験となった」と述べ、厳格な“ゼロコロナ政策”が大会を成功に導いたと強調しました。
その上で、「中国共産党の指導を堅持すれば、 いかなる困難にも打ち勝てることが証明された」と述べ、指導体制の正当性を改めてアピールしました。
ただ、中国国内では、大会閉幕後に感染が急拡大し、上海のロックダウンは終わりの見えない状況が続くなど混乱も広がっていて、“ゼロコロナ政策”を疑問視する声も上がっています。