中国、7月の消費者物価指数 前年同月比0.3%下落 約2年半ぶりマイナスに
中国の先月の消費者物価指数は、去年の同じ時期と比べて0.3%下落し、およそ2年半ぶりにマイナスとなりました。中国では需要の低迷が続いていて、デフレを懸念する声も出ています。
中国メディアによりますと、先月の消費者物価指数は去年の同じ時期に比べて0.3%下落しました。中国の消費者物価指数がマイナスになるのは、およそ2年半ぶりとなります。
中国では、ゼロコロナ政策の撤廃後も消費が低迷していて、デフレを懸念する声も出ています。
一方、8日に発表された先月の貿易に関する統計では、中国から海外への輸出が去年の同じ時期に比べて14.5%のマイナスで、3か月連続の減少となりました。
世界経済の減速が続く中、輸出が減少、中国経済の回復の重石になっています。