新内閣副首相候補にプーチン氏側近の長男を指名 ロシア首相
ロシアのミシュスチン首相は11日、新内閣の副首相候補にプーチン大統領側近の長男ドミトリー・パトルシェフ氏を指名しました。
ドミトリー・パトルシェフ氏は、プーチン大統領の側近で、ウクライナ侵攻の推進論者とされる国家安全保障会議書記ニコライ・パトルシェフ氏の長男です。
現在、46歳の若手ですが前内閣では農相を務めていて、今回、10人の副首相候補の一人に抜擢されました。
ロシアメディアではかねてからプーチン後継候補の一人との見方があって、処遇が注目されていました。
ウクライナ侵攻に関連しては、「ロシア政府から利益を得ているか、ロシア政府を支援している関係者」などの理由でイギリスなど複数の国から、個人制裁の対象になっています。
また、今回の組閣ではプーチン大統領の姪の夫で現ケメロボ州知事のセルゲイ・ツィヴィリョフ氏もエネルギー相に指名されました。
正式には13日、14日の下院の審議を経て、プーチン大統領が承認すると決まります。国防相、外相などの閣僚は議会上院との協議を経て、プーチン大統領が任命することになっています。