北京オリンピックの開会式を翌日に控えた3日、万里の長城で行われた聖火リレーにサプライズで登場したのは、映画スターのジャッキー・チェンさんです。セレモニーの参加者らと“密状態”になる一幕もありました。

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記者
「中国を象徴する世界遺産・万里の長城で聖火リレーのセレモニーが行われています」

北京郊外の世界遺産、「万里の長城」。3日、およそ1.5キロのコースで40人がトーチをつなぎました。

記者
「一般の観客が入れないので、スタッフが旗を持って応援しています」

一般市民や観光客の付近への立ち入りは厳しく制限され、報道陣にも48時間以内のPCR検査の陰性証明を義務づけるなど、厳戒態勢で行われました。

すると、そこに登場したのは、映画スターのジャッキー・チェンさんです。

「ジャッキー・チェンのおじさ～ん」

突然のサプライズに、セレモニーに参加した子供たちは大興奮。

記念撮影では、報道陣との距離を取る一方、子供たちとは“密状態”になっていました。さらに、バスに乗り込む際も人だかりができていました。

参加した子供たちはスマホで“自撮り”を行うなど、スターとの時間を最後の1秒まで楽しんでいるようでした。

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一方、3日にアイスホッケーが行われる会場では…。

記者
「招待客のみなさんが試合会場の方へと入っていきます」

チケットの一般販売は行われなかったものの、スポンサー関係者らとみられる“招待客”が次々と到着。

観客には試合の前後、合計4回のPCR検査や移動制限など、厳しい対策を求めているとみられます。

会場周辺には柵があり、市民はあまり近づけません。

北京市民
「もちろん試合は見たいです。雰囲気を感じるために、きのうも今日も来ました」

少しずつ、“オリンピックの熱”は高まってきているようです。