バイデン大統領“プーチンは国際法廷で裁かれるべき”
ウクライナの首都キーウ近郊の町で多くの民間人の遺体が見つかったことを受け、アメリカのバイデン大統領はプーチン大統領を「戦争犯罪人」だと強く非難し、国際法廷で裁かれるべきだとの認識を示しました。
(※映像の一部には遺体が映っており、モザイクをかけています)
バイデン大統領「ブチャ(キーウ近郊)で起きたことを見ただろう。プーチンが戦争犯罪人であることが証明された。戦争犯罪を法廷で裁くための情報を集めなければならない」
バイデン大統領はプーチン大統領を名指しし、「この男は残忍で、ブチャで起きていることは極悪非道なものだ」「皆がそれを目撃している」などと強く非難しました。
さらにバイデン大統領は、「追加制裁を検討している」「プーチン大統領は責任を負うべきだ」とも強調しています。
また、サリバン大統領補佐官は、この追加制裁について、「今週中に発表する」としたほか、ブチャでの殺害は、「ロシアの計画の一部だ」と指摘しました。
一方、国防総省の高官は、キーウ周辺にいたロシア軍部隊の3分の2が撤退し、隣国のベラルーシで燃料の補給などを行って再配置に備えているとの分析を示しました。ウクライナ東部のドンバス地方に派遣されるだろうとしています。
また、国務省のプライス報道官は、ウクライナの要請を受けて、ロシア軍による残虐行為の証拠の収集や分析を行う国際検察官のチームを支援する方針を明らかにしました。