ポリオワクチン接種のため、イスラエルとハマスが戦闘の一時休止に合意 WHO発表
WHO(=世界保健機関)は29日、パレスチナ自治区ガザ地区でのポリオワクチンの接種のために、イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘の一時休止に合意したと発表しました。
戦闘が続くガザ地区では、乳児のポリオ感染が確認されていて、感染の拡大が懸念されています。
こうした中、WHOは29日、ガザ地区でのポリオワクチン接種のために、イスラエルとハマスが戦闘の一時休止に合意したと発表しました。
戦闘の一時休止はガザ地区内の地域ごとに期間を分けた上で、時間帯を限定して行われる予定で、9月1日から開始する見通しだということです。
ハマス側は戦闘の一時休止によるワクチン接種に協力するとしていますが、現時点でイスラエル側は正式なコメントを出していません。
戦闘の一時休止をめぐり、イスラエル政府は28日に「ガザ地区内の特定の場所の割り当てにすぎない」とする声明を出していて、合意した地域や時間帯以外では戦闘が続く可能性があります。