【韓国大統領選】野党・尹錫悦氏が当選 5年ぶり保守系政権誕生へ
9日に投票が行われた韓国の大統領選挙は、大接戦の末、最大野党の前検事総長・尹錫悦氏が当選しました。5年ぶりの政権交代で、保守系政権が誕生することになります。
さきほど前検事総長の尹錫悦氏が当選を決めました。尹氏は開票を見守っていた党関係者をねぎらったあと、国民向けに演説しました。
尹錫悦氏「皆一つという気持ちで、私もこの国の国民統合を最優先で考える」
その上で、国際社会で国の品格に見合う責任を果たすと強調しました。
これに先立ち、与党の李在明候補は「最善を尽くしたが期待に応えられなかった」「すべての責任は私にある」などと述べ、敗北を宣言しました。
10日午前5時半時点の開票率は99.79%で、得票率は保守系・最大野党の尹錫悦候補が48.57%、革新系・与党の李在明候補が47.81%と接戦となりました。
5年ぶりの政権交代で、保守系政権が誕生することになります。
尹錫悦候補は、文在寅政権からの引き継ぎ期間を経て、5月10日に新たな大統領に就任する予定で、冷え込んだ日韓関係への対応など、今後どのような政策を打ち出していくのかが注目されます。