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ウクライナ“軍事的中立”放棄へ改正案可決

2014年12月24日 13:05

 ウクライナ議会は23日、軍事的に中立の立場を放棄し、NATO(=北大西洋条約機構)への加盟を可能にする関連法の改正案を賛成多数で採択した。ロシアはこれに反発している。

 ウクライナ議会は23日、軍事的に中立を保つことを前提としたヤヌコビッチ政権時代の規定を廃止し、NATOへの加盟に道を開く関連法の改正案を賛成多数で可決した。ウクライナはこれまで、隣国のロシアに配慮する形でいかなる軍事同盟にも参加しない立場をとってきた。

 一方、これを受けてロシアのラブロフ外相は23日、「非生産的で情勢を緊張させるだけだ」と批判した。今後、ロシアが分離独立派の後ろ盾となっているウクライナ東部の情勢に影響を与える恐れもある。