タイ「水かけ祭り」3年連続で中止 旧正月で感染拡大に警戒
タイでは13日から旧正月の連休がスタートしました。感染拡大前は5万人もの人が集まっていたとされる「水かけ祭り」は3年連続で中止となり、観光名所も閑散としています。
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新規感染者数の高止まりが続くタイ。(新規感染者 2万3015人 保健省 13日発表)
13日から、旧正月「ソンクラーン」の連休が始まり、首都バンコクのターミナル駅には多くの人々の姿がありました。
その一方で、タイでは恒例の水かけ祭りが3年連続で中止となり、観光名所のカオサンロードも閑散としていました。
ソンクラーンに合わせてタイ各地で行われる恒例行事の「水かけ祭り」。
バンコクのカオサンロードでは、コロナ前、およそ5万人が集まり、盛り上がりを見せていましたが、感染拡大を防ぐため、3年連続で今年も中止となりました。
タクシードライバー
「水かけ祭りが中止になってしまったので、外国人観光客だけでなく、タイ人もほとんどここには来ません」
スペイン人観光客
「水かけ祭りが見られないのはとても残念です。通りには人もいないし、何もないので、ただ歩いているだけです。これからどこに行こうかな」
タイでは、連休中に人の移動が増え、今後、1日の新規感染者数が、現在の倍近い5万人に増加するという予測も出るなど、警戒感も広がっています。