5年に一度の中国共産党の党大会は、22日、党の最高規則である「党規約」の改正案を採択して閉幕する予定です。「党規約」には新たに習近平国家主席への忠誠を示すスローガンが盛り込まれる可能性があります。

およそ1週間にわたって開かれてきた党大会は22日に最終日を迎え、「党規約」の改正案を採択する予定です。改正案の中身は採択の際に明らかにされますが、党内における習主席自身と、その思想についての絶対的な地位を確立することを意味する「2つの確立」が党規約に盛り込まれる可能性があります。これにより全ての党員が、習主席への忠誠を義務づけられることになります。

また、22日午前中には、今後の5年間、党を率いる幹部およそ200人の中央委員を選ぶ投票が行われ、この中から現在は25人の政治局員、さらに数人の最高指導部＝政治局常務委員が23日に正式に選出されます。

党トップの総書記には、異例の3期目となる習主席の続投が確実視されていますが、他のメンバーの顔ぶれも注目されています。