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「誰もケチはつけられない」トランプ氏、勝利を“自画自賛”  厚生長官に“ワクチン懐疑派”起用へ

2024年11月15日 19:32
「誰もケチはつけられない」トランプ氏、勝利を“自画自賛”  厚生長官に“ワクチン懐疑派”起用へ

「誰も俺たちにケチをつけられない」。アメリカのトランプ次期大統領が選挙後初の演説で勝利を自画自賛しました。一方、保健行政のトップに“ワクチン懐疑派”のケネディ氏を起用すると発表。新政権の人事がさらに波紋を広げそうです。

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14日に行われたのは、大統領選挙後、初めてとなる公の場での演説です。

期待高まる会場に、トランプ次期大統領を呼び込むのは、ハリウッド俳優のシルベスター・スタローンさん。挨拶ではトランプ氏を自身の代表作「ロッキー」の主人公になぞらえました。

シルベスター・スタローンさん
「(映画を作ったとき)ロッキーは人々の人生を変えると思ったんだ。まるでトランプ大統領のように」

スタローンさんと固い握手を交わしたトランプ氏。演説では、大統領選挙の「大勝」を自画自賛しました。

トランプ次期大統領
「過去129年で最も重大な選挙だったそうだ。すべての激戦州で勝ち、得票数でも勝った。一期目では『トランプは選挙に勝ったが、得票数では負けた』と言われたものだ。本当か知らないが。もう誰も俺たちにケチはつけられない。私ではなくアメリカの素晴らしき人たちが得票数で勝利した」

そして、話題は会場にいたあの人物にも。

トランプ次期大統領
「この会場にものすごく高いIQ(知能指数)を持つ人物がいる。高IQを持つ人を信頼するが、彼ほど高い人はいない。イーロン・マスク!」

実業家のイーロン・マスク氏。新設される「政府効率化省」を率いることがすでに発表されています。

そのマスク氏が11日にイランの国連大使と会談したと、ニューヨーク・タイムズが報じました。イランとアメリカの緊張を緩和する方法を話し合ったということで、早くもその存在感を示しています。

さらにこの日、“保健行政のトップ”である厚生長官に驚きの人物の起用が発表されました。

トランプ次期大統領
「健康好きで長生きしたいなら、これは最も大事なポジションだ。RFKジュニア!」

「RFKジュニア」こと、ロバート・ケネディ・ジュニア氏。あの、ケネディ元大統領のおいです。自身のSNSで、腕立て伏せをしながら、鍛え上げた肉体を披露したこともあります。一方で、「コロナワクチンが突然死を引き起こす」と主張する本を宣伝するなど、“ワクチン懐疑派”の活動家としても知られています。

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ケネディ氏の起用について街の人は…

ニューヨーク市民
「特にこころや体の健康の観点から、ここ数年はこの国全体が間違った方向に進んできたと思います。ケネディ氏は適任でしょう」

好意的な声もありましたが、懸念する人も…

ニューヨーク市民
「(ケネディ氏は)個人的には狂っていると思います。感情ではなく科学に基づいてほしい」

CNNは、ケネディ氏について「この数年、アメリカで最も著名な反ワクチンの陰謀論者の1人であり、ワクチンの安全性と有効性について誤った陰謀論をたびたび広めてきた」と評しています。

保健行政トップに“ワクチン懐疑派”をあてるトランプ人事。今後の影響は…

最終更新日:2024年11月15日 19:32
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