×

日米韓の政府高官が電話協議 北朝鮮の資金調達を遮断するよう努めることで一致

2022年10月7日 16:44
日米韓の政府高官が電話協議 北朝鮮の資金調達を遮断するよう努めることで一致

北朝鮮の相次ぐミサイル発射を受け日米韓3か国の政府高官が7日、電話協議を行い、北朝鮮による核・ミサイルの資金調達を遮断するよう努めることで一致しました。

電話協議には、外務省の船越アジア大洋州局長とアメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表、韓国の金健朝鮮半島平和交渉本部長が参加しました。

3者は、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を非難した上で、国際社会とともに北朝鮮の核開発を断念させるための努力を強化していくことで一致しました。

具体的に、暗号資産の不正入手などによる核・ミサイルの資金調達を遮断するよう努めるほか、海上で荷物を積み替える“瀬取り”など北朝鮮の制裁回避を防ぐための協力を強化します。

一方、韓国の李鍾燮国防相とアメリカのアキリーノインド太平洋軍司令官は7日、ソウルで会談し、「北朝鮮が挑発すればするほど、同盟の軍事的対応はさらに強化される」との認識を確認しました。

北朝鮮によるさらなる軍事的挑発が懸念される中、日米韓の連携強化に向けた動きが顕著になっています。