「正義のために協力を」ミャンマーで拘束の人から託され…久保田徹さんがメッセージ公開
ミャンマーで抗議デモを取材中に拘束され、今月、約3か月半ぶりに解放された久保田徹さんが28日、東京都内で記者会見し、今も拘束されている人から託されたメッセージを公開しました。
久保田さん「(留置所は)日の光も入らない場所で、壁や天井にホコリが何層にもわたってびっしりとこびりついていました。目が真っ赤に充血してアザができている少年が運ばれてくるのも見ました。衛生的にも何か病気が蔓延(まんえん)する可能性が非常に高い場所だなと考えていました」
外国特派員協会で会見した久保田さんは、留置所での過酷な体験を語り、現在も拘束されている人から託されたという手書きのメッセージを公開しました。
メッセージには、「正義と人権、民主主義のために皆さんの協力を希望します」などと書かれ、日本人への感謝の言葉も述べられています。
久保田さんは、現在も1万人以上が拘束されているとして、自由に発言できない人々の思いを代弁していきたいと話しています。