イスラエルのラファ軍事作戦 ネタニヤフ首相、ラマダン入りの来月10日ごろまでに完了を指示
イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区・ガザ地区の南部ラファで行う軍事作戦を、イスラム教の断食月・ラマダンに入る来月10日ごろまでに完了するよう指示しました。
地元メディアなどによりますと、ネタニヤフ首相は戦時内閣に対し、ガザ地区南部ラファで行う軍事作戦を、イスラム教の断食月・ラマダンが始まる来月10日ごろまでに完了するよう指示したということです。
AP通信によりますと、ガザ地区に住む230万人のうち、半数以上がイスラエルの避難指示に従い、ラファに避難しています。ラファでは10日もイスラエル軍による空爆があり、子ども10人を含む少なくとも44人が死亡しました。
一方、イスラエル軍は10日、ハマスによる大規模攻撃に職員が関わっていたとされるUNRWA本部の地下に、ハマスのトンネルを見つけたとして、内部を公開しました。イスラエル軍は「ここはハマスの諜報(ちょうほう)部隊の一つで、戦闘の大部分を地下から指揮していた」と主張しています。