クーデターが起きたニジェール フランス国民などの国外退避始まる
クーデターが起きた西アフリカのニジェールで1日、フランス政府の支援によってフランス国民などの国外退避が始まりました。
ニジェールの首都ニアメーでは、軍事政権への支持を訴えるデモ隊の一部が暴徒化し、旧宗主国のフランスの大使館が襲撃されるなど混乱が広がっています。
こうした中、フランス政府は1日、領空が閉鎖され自力での出国が困難なことから、希望するフランス国民とヨーロッパ諸国の国民を退避させると発表しました。
AFP通信によりますと、ニジェール軍の協力を得て、赤ちゃん12人を含む262人を乗せた第1便の飛行機がニアメーの空港を出発したということです。
イタリアやスペインなども自国民を退避させる準備を進めています。
クーデターをめぐっては、ECOWAS=西アフリカ諸国経済共同体が、大統領を復権させなければ武力行使も辞さないと発表していて、緊張が高まっています。