トルコ地震 発生から80時間後に6歳の子ども救出 WHO「寒さが二次被害もたらす」
2万人以上が死亡したトルコ南部を震源とする地震は、生存率が低下するとされる「発生後72時間」を経過した後も、懸命の救助活動が続けられています。
救助隊員「準備できたよ! うまくいけばあと30分で君を出してあげるからね」
男の子「のどが渇いた! おなかがすいて死にそう!」
これは、地震発生からおよそ80時間後にがれきの下から6歳の子どもが救出された際の映像です。ロイター通信によりますと、男の子は病院に搬送され、治療を受けているということです。
今回の地震では、これまでにトルコと国境を接するシリアで、あわせて2万700人以上の死亡が確認されています。
現地では気温が氷点下になることもあり、被災者の寒さ対策も大きな課題となっていますが、WHO(=世界保健機関)は9日、「寒さが二次被害をもたらす可能性がある」と訴え、さらなる支援を呼びかけています。