バイデン大統領、米中の緊張緩和に「影響ない」 “独裁者発言”で中国猛反発
アメリカのバイデン大統領は22日、中国の習近平国家主席を「独裁者」と表現した自身の発言について、米中の緊張緩和に向けた動きの妨げにはならないとの認識を示しました。
バイデン大統領「近い将来、習主席と会談することになるだろう。(自身の)発言による実質的な影響があるとは思わない」
バイデン大統領は20日の会合で、今年2月に中国の偵察気球を撃墜したことに触れた際、習主席を「独裁者」と表現し、中国が猛反発していました。
米中関係をめぐっては、ブリンケン国務長官が中国を訪問し、対話の継続を確認したばかりで、大統領の発言が、米中の緊張緩和に水を差すことを懸念する声も上がっていましたが、これを明確に否定した形です。
さらにバイデン大統領は、秋の国際会議に合わせた米中首脳会談の実現についても、楽観的な見通しを示しています。