ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、国連総会で一般討論演説を行い、各国に支援の継続を呼びかけました。

ゼレンスキー大統領「核兵器が抑制されるように侵略者の戦争の手段や、そのメッセージも抑制されなければならない。侵略が二度と起こらないようにするためには私たちの団結が必要だ」

ロシアによる侵攻以降、初めて国連総会に対面で出席したゼレンスキー大統領は、穀物輸出などを支援する国々に感謝を述べた上で、改めて支援の継続や、ウクライナが提案する和平案への支持を呼びかけました。

また、ゼレンスキー大統領は、南アフリカやケニアの首脳らと相次いで会談しました。国連で多数を占める新興・途上国、いわゆる「グローバル・サウス」各国に、どこまで支援継続の重要性をアピールできるかが焦点です。

ゼレンスキー大統領は国連本部を出る際、NNNの問いかけに満足した様子を見せました。

渡邊翔記者（NNNニューヨーク）「（総会出席）初日はどうでしたか？」

ゼレンスキー大統領「良かったよ、どうもありがとう」

ゼレンスキー大統領は、20日には敵国であるロシアのラブロフ外相も参加する安全保障理事会に出席する予定です。