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米、ASEANとの外交関係を「包括的戦略パートナーシップ」へと格上げ 中国に対抗

2022年11月13日 3:58
米、ASEANとの外交関係を「包括的戦略パートナーシップ」へと格上げ 中国に対抗
ASEAN2022 Phnom Penh Media Center

アメリカのバイデン大統領は12日、カンボジアでASEAN(=東南アジア諸国連合)と首脳会議を行い、外交関係を「包括的戦略パートナーシップ」へと格上げし、協力分野を拡大することで合意しました。中国に対抗し、ASEANとの関係を強化する狙いがあります。

カンボジアで12日に行われたアメリカとASEANとの首脳会議で、バイデン大統領は「ASEANは、アメリカのインド太平洋戦略の中心だ」「きょう、私たちは重要な一歩を踏み出した」と言及し、ASEANとの関係重視を強調しました。

アメリカとASEANは外交関係について、「包括的戦略パートナーシップ」へと格上げし、気候変動やエネルギー分野などお互いの協力分野を拡大することで合意しました。

去年、中国もASEANとの外交関係を、同じ「包括的戦略パートナーシップ」に格上げしていて、アメリカとしては、中国に対抗して、ASEANとの関係を強化する狙いがあります。

また、中国が実効支配を強める南シナ海では、中国漁船が違法に操業し、軍との関係が疑われる海上民兵が活動しているとされ、フィリピンなどが警戒を強めています。

アメリカとASEANは、こうした問題を念頭に、違法漁船の監視の強化を議論し、海洋協力の推進で合意しました。

一方、首脳会議では、バイデン大統領が、ASEAN議長国のカンボジアをコロンビアと言い間違える一幕もありました。

■写真:ASEAN2022 Phnom Penh Media Center