軍と民兵組織の戦闘激化…270人死亡、2600人以上ケガ スーダン
アフリカのスーダンで続く軍と民兵組織RSF=「即応支援部隊」との戦闘は激しさを増し、これまでに少なくとも270人が死亡しました。
スーダンでは、2021年のクーデターで実権を握った軍が、民政移管に向けた協議を進めてきましたが、民兵組織RSFの軍への統合を巡って双方が対立し、今月15日以降、激しい戦闘を繰り広げています。
こうした中、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は18日、これまでに少なくとも270人が死亡、2600人以上がケガをしたことを明らかにしました。
現地では医療物資が不足しているほか、停電や断水などで医療施設の運営に影響が出ているとして、テドロス事務局長は、軍とRSFの双方に安全な医療へのアクセスを確保するよう強く求めています。