ベトナム国家主席が辞任の意向 任期途中の辞任相次ぐ
ベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席が辞任する意向を示し20日、ベトナム共産党が承認しました。去年1月にも当時の国家主席が辞任していて、任期途中の辞任が相次ぐ異例の事態となっています。
ロイター通信などによりますとベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席が辞任の意向を示し、20日に開かれたベトナム共産党の臨時会議で承認されたということです。
ベトナム政府は声明を発表し、「トゥオン氏が党の規則に違反した」「党、国家、国民に対する責任を自覚して辞表を提出した」としていますが、詳細な理由は明らかにしていません。
ベトナムの国家主席は書記長に次ぐ党の序列2位で、国家元首にあたります。
去年1月にも当時のグエン・スアン・フック国家主席が辞任したばかりで、わずか1年ほどの間に国家主席が任期途中に相次いで辞任する異例の事態となっています。