カタール首長、国際社会が“戦闘”止められず「恥ずべきこと」…国連安保理にイスラエルの交渉復帰求める
カタールの首長は5日、国際社会がイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を止められていないのは「恥ずべきこと」だと述べ、国連安全保障理事会に対し、イスラエルを交渉に復帰させるよう求めました。
ハマスの政治指導者らが拠点を置くカタールは、イスラエルとハマスの戦闘休止の交渉を仲介し、主導してきました。
ロイター通信などよりますと、カタールのタミム首長は5日、ドーハで開かれた湾岸協力会議で演説し、「戦闘で女性や子供を含む無実の民間人が、組織的かつ意図的に殺され続けている」と述べ、「国際社会がこのような凶悪な犯罪を2か月近くも放置しているのは、恥ずべきことだ」と指摘しました。
その上で、国連安全保障理事会と常任理事国に対し、イスラエルを交渉に復帰させるよう求めました。さらに、カタールは戦闘休止の合意を取り戻すため、イスラエル・ハマス双方と取り組んでいると述べました。