韓国・ソウル中心部の日本人観光客も利用する地下鉄の駅で今月、エスカレーターが逆走する事故があり、韓国メディアが事故の瞬間映像を報じました。

韓国のテレビ局「SBS」が報じた映像では、上りのエスカレーターが突然止まると、逆走を始め、乗っていた人が次々と倒れていくのが確認できます。今月4日に起きたこの事故では、15人がケガをしました。

現場はソウル中心部の日本人観光客も多く利用する駅で、事故から10日以上たった15日も、影響が続いています。

記者
「地下鉄利用者の方々、階段を使っています。その隣のエスカレーターは工事中で現在使えない状態になっています」

日本人観光客
「怖いなと思って…旅行先で事故にあったら大変、そういうことがないようにしてもらいたい」

これまでの調査で、事故はエスカレーターの減速装置の老朽化により起きたと結論づけられています。

ソウル近郊では今年6月、別の駅でもエスカレーターの逆走事故が起きていて、その時も、老朽化が原因として指摘されていました。