ハイチの移民を乗せた船 アメリカ目指すも…キューバに到着
アメリカへ向かっていたハイチの移民を乗せた船が、キューバの海岸に漂着しました。船には隙間がないほど、たくさんの人が乗っていて、子どもや女性の姿もありました。治安悪化や貧困が問題となっているハイチから逃れ、アメリカを目指すケースが後を絶たないということです。
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24日未明、カリブ海・キューバの北海岸に漂着したという船に、大勢の人々がいました。デッキ以外にも、船首から船尾までびっしりと隙間なく、船の屋根の上にも、人が乗っていました。
この船は、一体どこから来たのでしょうか。そして、その目的は…。
キューバの国営メディアによると、漂着したのはキューバと同じカリブ海の国・ハイチから流れ着いた船です。ハイチの移民840人あまりを乗せ、アメリカに向かっていました。しかし航路から外れ、キューバの海岸に漂着したといいます。中には、子どもや女性の姿もありました。
実は、ハイチでは治安の悪化や貧困が問題になっています。そのため最近は母国から逃れ、アメリカを目指すケースが後を絶たないといいます。
しかし、船の装備は不十分なため、キューバやバハマなどに相次いで漂着しています。