アメリカで供給不足深刻化…欧州から輸入の“粉ミルク”到着
アメリカで乳児用の粉ミルクの供給不足が深刻化する中、ヨーロッパから輸入した粉ミルクが22日、到着しました。
中西部インディアナ州の空港に到着したのは、ドイツから乳児用の粉ミルク35トン以上を運んできたアメリカ軍の輸送機です。
粉ミルクの確保に乗り出したバイデン政権による輸送作戦の第1弾で、次の便も今後数日以内に到着する予定です。
アメリカでは、今年2月に大手メーカーの粉ミルクを飲んだ乳児が細菌に感染して死亡するケースが報告され、工場が閉鎖されたことをきっかけに、粉ミルク不足が深刻化しています。
バイデン大統領は国防総省などによる海外からの輸入支援に加え、政府が民間企業に生産を要請する「国防生産法」を発動し、供給量の引き上げを図っています。