金正恩総書記 ロシア訪問終え列車で帰国中か 今後、両国間で軍事面での関係強化が進むとみられる
北朝鮮の金正恩総書記は6日間のロシア訪問を終え、17日午後、特別列車に乗りウラジオストクを出発しました。
NNNのカメラは日本時間17日午後4時すぎ、ウラジオストク空港近くの駅から動きだした列車を捉えました。地元メディアは、金総書記が「ロシア訪問を終えた」と伝えていて、このまま北朝鮮に戻るとみられます。
金総書記は17日、ウラジオストクにある大学などを訪れましたが、6日間のロシア滞在中、宇宙基地の訪問やロシア太平洋艦隊などの視察を立て続けにこなし、ロシアの軍事技術移転に高い関心があることをうかがわせました。
一方、ロシアもウクライナ侵攻が長期化する中、武器・弾薬が不足しています。金総書記は、13日の首脳会談で「戦略的協力で一致を見た」としていて、今後、両国の間で軍事面での関係強化が進むとみられます。