紛争が続くアフリカのスーダンで21日、準軍事組織に続き、軍も72時間の停戦に合意したと発表しました。ただ、現地では銃声が続いているとの報道もあり、停戦が確実に守られるかは不透明です。

ロイター通信によりますと、スーダン軍は21日、「反逆者の掃討を始める」との声明を発表しましたが、その後、一転して72時間の停戦に合意したと明らかにしました。

これに先立ち、準軍事組織・RSF＝「即応支援部隊」も停戦に合意すると発表し、さらに、各国による自国民の退避を可能にするため国内の空港を部分的に開放する用意があると表明しました。

しかし、双方の停戦合意発表後も首都ハルツームでは銃声や砲撃音が聞かれたということで、停戦が確実に守られるかは不透明です。

戦闘によるこれまでの死者は413人にのぼり、IOM＝国際移住機関は職員1人が銃撃戦に巻き込まれて死亡したとしています。