韓国「カカオトーク」障害 関連サービスも使えず…“一極集中”リスク露呈
韓国で圧倒的なシェアを持つメッセンジャーアプリ「カカオトーク」が、データセンターの火災で15日から使えない状態になり、いまも機能は完全に復旧していません。関連するサービスも使えなくなり、“一極集中”のリスクが露呈した形です。
韓国政府によりますと15日午後、ソウル近くのカカオなどのデータセンターで火災が起き、電源が遮断されました。
この影響でメッセージをやりとりするメッセンジャー機能だけでなく、関連する地図やタクシー配車、決済サービスなどが一時すべて使えない状態になりました。
2日たった17日になってもメールサービスの一部が復旧していません。
大学生「(カカオで)インフルエンザ予防接種の予約をしたけど、連絡がとれず、打てなかった」
タクシー運転手「さっき客の呼び出しが来たのに不通になって、道路の案内も全部使えなくなってしまった」
カカオトークは韓国で圧倒的なシェアを持つ“国民的アプリ”で、特定企業が様々なサービス提供を担う“一極集中”のリスクが露呈した形です。尹錫悦大統領も、迅速な復旧と再発防止の徹底を指示しています。