ミャンマー「沈黙のストライキ」実行 実施後に拘束者も…
軍事クーデターから1年となったミャンマーでは1日、市民が外出を控えて抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」が行われました。成功を祝い拍手をしたとして、軍に拘束される市民も出ています。
最大都市ヤンゴンでは1日、「沈黙のスト」が始まった午前10時以降、交通量は減り、通りを歩く人の姿もまばらとなりました。
午後4時にストが終わると、市民がクラクションを鳴らしたり、拍手をしたりして、成功を祝う場面もありましたが、地元メディアによりますと、路上で拍手をしたとして10人以上が軍に拘束されたということです。
一方で、軍の支持者が横断幕を掲げて歩く姿もみられ、軍側が動員をかけた可能性もあります。1日は、こうした軍の支持者や施設を狙った爆発も各地で相次ぎ、複数の死傷者が出たということです。
民主派が設立した「国民防衛隊」は軍への攻撃を繰り返していて、治安の悪化も懸念されています。