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国連安保理、各国からロシアへの非難相次ぐ ウクライナ産穀物輸出の合意停止を受け グテーレス事務総長「深く失望している」

2023年7月18日 10:58
国連安保理、各国からロシアへの非難相次ぐ ウクライナ産穀物輸出の合意停止を受け グテーレス事務総長「深く失望している」

ロシアがウクライナ産の穀物輸出に関する合意を停止すると発表したことを受け、17日、国連の安全保障理事会では、各国からロシアへの非難が相次ぎ、世界的な食糧危機への強い懸念が示されました。

ウクライナ・クレバ外相「ロシアは世界を脅迫している。この脅迫はウクライナ人と、食糧価格の高騰と飢餓の脅威に直面しているアフリカやアジアを中心とする世界中の何千万人もの人々に影響を及ぼしている」

安保理の会合に出席したクレバ外相は、ロシアがウクライナ産の穀物を黒海から輸出する合意を停止したことについて、強く非難した上で「ロシアは世界の食料安全保障を政治利用してはならない」と訴えました。

さらに、アメリカが「ロシアは食糧を武器化している」と指摘するなど、欧米諸国からロシアへの非難が相次ぎました。

これに対し、ロシアは「ウクライナは海上の回廊を利用し、ロシアの民間人や軍に対する挑発や攻撃を続けている」と反発しました。

また、プーチン大統領に書簡を送るなど、合意の延長に向けた提案を伝えてきた国連のグテーレス事務総長は「深く失望している」と述べた上で「ロシアによる決定は、困窮している人々に打撃を与えるだろう」としていて、世界的な食糧危機が再燃する恐れもあり、影響が懸念されています。