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ザポリージャ原発の電源が復旧~IAEA

2022年10月10日 10:22

ロシアとクリミア半島をつなぐ橋が爆破され、一部が崩落したことについてプーチン大統領は9日「ウクライナによるテロ」との認識を示しました。

ロシアとクリミア半島をつなぐ「クリミア橋」で起きた8日の爆発についてプーチン大統領は9日、ウクライナの特殊部隊が行ったものだとの認識を示しました。

プーチン大統領「ロシアの重要な民間インフラの破壊を目的にしたテロ行為であることは間違いない。ウクライナの特殊部隊が発案し、実行を決め、命令したものだ」

爆発についての調査報告を受ける中で発言したもので、捜査委員会トップは「容疑者を特定した」としています。

ウクライナ側はこれまで関与を認めていません。

イギリス国防省は、クリミア橋を通る鉄道がウクライナ南部を攻撃する際の重要な補給路だったと指摘し、被害が大きければ、ロシア軍の兵力の維持に大きな影響を与える可能性が高いと分析しています。

こうした中、ウクライナ南部のザポリージャで9日、集合住宅などにロシア側からミサイル攻撃がありました。

ロイター通信によりますと、これまで13人が死亡、少なくとも子ども10人を含む89人がけがをしました。

ガレキの中に閉じ込められている人もいるとみられ、救助活動が続いています。

一方、砲撃により外部電源を喪失していたザポリージャ原子力発電所について、IAEA=国際原子力機関は9日、電源が復旧したと発表しました。

グロッシ事務局長は原発周辺でほぼ毎日、砲撃が行われていると非難し、ただちに停止するよう求めました。