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プーチン大統領「ウクライナによるテロ行為」クリミア橋爆破

2022年10月10日 5:10

ロシアとクリミア半島をつなぐ橋が爆破され、一部が崩落したことについて、ロシアのプーチン大統領は9日、「ウクライナによるテロ行為」だとの認識を示しました。

8日に起きたロシアとクリミア半島をつなぐ「クリミア橋」での爆発について、プーチン大統領は9日、ウクライナの特殊部隊が行ったものだとの認識を示しました。

プーチン大統領「ロシアの重要な民間インフラの破壊を目的にしたテロ行為であることは間違いない。ウクライナの特殊部隊が発案し、実行を決め、命令したものだ」

爆発についての調査報告を受ける中で発言したもので、捜査委員会トップは「容疑者を特定した」としています。ウクライナ側はこれまで関与を公式には認めていません。

イギリス国防省は、クリミア橋を通る鉄道が、ロシア軍がウクライナ南部を攻撃する際の重要な補給路だったと指摘していて、被害が大きければ、ロシア軍の兵力の維持に大きな影響を与える可能性が高いと分析しています。

こうした中、ウクライナ南部の都市ザポリージャで9日、集合住宅などにロシア側からのミサイル攻撃がありました。ロイター通信によりますと、これまで13人が死亡、少なくとも子供10人を含む89人がけがをしました。ガレキの中に閉じ込められている人もいるとみられ、救助活動が続いています。