クリミア橋で爆発…大規模火災に ウクライナ側が関与か 露側「3人死亡」発表
ウクライナ南部のクリミア半島とロシアをつなぐ橋で8日に爆発が起き、大規模な火災が発生しました。ウクライナ側の関与も示唆されています。
ロイター通信などによりますと、ロシアとクリミア半島をつなぐクリミア橋で、8日にトラックが爆発し、燃料タンクを積んだ貨物列車に引火して燃え広がり、橋の一部が損傷したということです。
橋に設置された監視カメラとみられる映像では、爆発の瞬間や煙や炎が立ち込める様子が確認できます。
クリミア橋は、ロシアが2014年にクリミア半島を一方的に併合したあと、併合の象徴として建設された全長19キロの車と鉄道用の橋で、現在は、ロシア軍が占領している南部ヘルソン州への重要な補給路となっています。
ウクライナの大統領府顧問はSNSに「違法なものはすべて破壊されなければならない」と投稿。ウクライナの関与については言及していませんが、ウクライナメディアは関係筋の話として、爆発の背後にウクライナ保安庁が関与していると報じています。
ロシア連邦捜査委員会「事件のすべての状況と犯罪に関与した人物を特定している」
一方、ロシア連邦捜査委員会は、この爆発で3人が死亡したと発表しました。プーチン大統領は政府委員会を設置し、刑事事件として捜査するとしています。