9日、フィリピンでは、ドゥテルテ大統領の後任を決める大統領選挙が行われ、長期の独裁政権を敷いた元大統領の長男・マルコス氏が当選を確実にしました。

ロイター通信によりますと、当選を確実にしたのは長期の独裁政権を敷いた故・マルコス元大統領の長男・フェルディナンド・マルコス氏です。

マルコス氏は、SNSに特化した選挙戦を展開し、若い世代の圧倒的な支持を得ていました。

SNSでは、父親の独裁時代を美化する一方で、討論会への出席は拒否し、父親や政策についての論争を回避する姿勢には批判の声も上がっています。

マルコス氏は、対中国政策や麻薬対策でドゥテルテ大統領の路線継承を掲げていて、副大統領選で当選を確実にしたドゥテルテ大統領の長女・サラ氏と共に国のかじ取りを担います。