韓国転倒事故 ソウル警察庁など8か所を業務上過失致死の疑いで家宅捜索
韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で156人が死亡した転倒事故で韓国警察の捜査本部は2日、ソウル警察庁など8か所を業務上過失致死の疑いで家宅捜索しました。
韓国警察の特別捜査本部は2日午後2時から9時半ごろにかけてソウル警察庁のほか、担当の警察署や区役所など8か所を家宅捜索しました。
容疑は業務上過失致死でハロウィーンの警備計画の資料などを押収したということです。
警察の警備態勢や通報への対応、自治体の安全管理計画の不備などが156人の死亡につながったのか、などついて捜査するものとみられます。
韓国メディアは連日警察の対応を批判する報道を続けています。
聯合ニュースはソウルの警察トップに対して事故の報告があったのは発生からおよそ1時間20分後だったなどとして「幹部への報告は理解できないほど遅かった」と指摘、「生死を争う市民の通報は事実上無視された」と強く非難しています。