金総書記が軍需工場視察 ミサイル生産能力向上の方針示す
北朝鮮の金正恩総書記は軍需工場を視察し、ミサイルの生産能力を向上させる方針を示しました。一方、アメリカと韓国は来週から合同軍事演習を始めるとしていて、北朝鮮の反発も予想されます。
北朝鮮メディアは、金正恩総書記が11日と12日に戦術ミサイルの生産工場や装甲車の工場などを相次いで視察したと報じました。新たに開発されたとする装甲車を金総書記が操縦する様子も伝えられています。
金総書記は今月に入り、軍需工場の視察を繰り返しています。今回の視察で金総書記は、「戦争準備の質的水準は軍需産業の発展にかかっている」と強調し、ミサイルの生産能力を飛躍的に向上させ配備する目標を示しました。
また、アメリカや韓国を念頭に「敵が武力を使用する考えもできないようにし、もしかかってくるなら必ず壊滅しなければならない」と威嚇しています。
一方、米韓両軍は14日、合同の軍事演習を来週21日から31日の日程で行うと発表しました。軍事的挑発を含めた北朝鮮の強い反発も予想されます。